「劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト」に殴られた
目次
言葉通り殴られた、衝撃的だった。
あまりにも感情が感情過ぎて書き殴りました。
なお私は非常にバカです。解釈がおかしかったらごめんなさい。
色々教えてください、先輩方。
前提
つい先日までコンテンツはまったくの未履修。
強いて言えば2019年にオンゲキという音楽ゲームとコラボしていたため、華恋とひかりの見た目、星のダイアローグという楽曲だけ知っていました。
上映の2日前に「ロンド・ロンド・ロンド」と「アニメ5話 キラめきのありか」のみ視聴。
新文芸坐 ライティング上映にお邪魔しました。

ロンド・ロンド・ロンドの感想
こんな事を考えながら映画に望みました、という前提として載せておきます。
アニメ未視聴 なるほど、なるほど。説明不足でよくわからないけどこういうの大好きだ。
全登場人物が各々の意思と願いを持って挑む舞台、戦闘。そのすべてが丸ごと一つの壮大な舞台なんやね。
止まった物語が様々な要因で動き出す。各々が自分を再生産、見直すことで物語が正しい方法に進んでいくってことでいいのかな。最後の匂わせは願いの大きさの代償ってこと?観客は大団円なんて望んでなくてバロック、劇画、過激なストーリーを望んでいますよって解釈でOK?
今週末映画を見に行く予定なのでとても楽しみ。
劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト 総評
映像美、キャラクターの良さ、最高の音楽。ケチのつけようがない最高の作品でした。
綺麗に完結したはずの本編、こんな形で始まってしまったのは我々観客がもっと過激で感動的なストーリー、いわばバロックを求めてしまったから。続きを求めてしまったから。悲壮的な劇が始まってしまったんだと解釈しました。
ワイドスクリーン・バロックをもじってるだけあって本編よりずっと突拍子なくて説明不足。
でもそこに各々が考えた解釈を入れ込めて楽しめる。不正解だとしても答え合わせをして楽しめる。
この感覚はレヴュースタァライトにしかない感覚、とっても好きです。
以下視聴しながらの感想
お恥ずかしい限りですがかなり書き殴りのメモです。
グチャグチャだし読み直してみると変な部分がいっぱいありますが、治すのも野暮なのでそのまま出します。
後からもう一週(飛ばし飛ばしではありますが)見ながら、思い出しながら書いた内容になります。
※「本編」と記載しているところはロンド・ロンド・ロンドのことを指しています。アニメ版って書こうかと思ったけど未履修だったので…
冒頭
- キリンが間に合わないってことはすべてがオーディションなレヴューではなく自発的に起こるものもあるってことなのか
- このあたりの設定がまだまだ理解できていない気がする
- ばななも途中でオーディションにあらずって言ってたし
- 奪い合う世界観
- どちらかというと本編では戦いながらも高め合う和気藹々とした関係性を全面に押し出しているように見えたから驚きだった
- 華恋の進路が決まっていないのはひかりと最高のスタァライトをしてしまったから?
- 本編のストーリーで役者としての目標の終着点に至ってしまったという解釈
- せっかく綺麗なストーリーに収まっていたのに、続きを求めた我々のせい?
- やっぱりあのオーディションはみんな心残りだった
- 普段は仲良く、それでも主役を取り合うライバル。どこかで引っかかるのは当たり前か。
- ばななの強キャラ感が良い。何回も繰り返しているから精神的年齢はずっとお姉さんだもんなぁ。
- ところでなぜトマトなんだろう。何のメタファーなのか。何の比喩なのか。なんでもっとわかりやすい果物とか野菜じゃなくてトマトなんだろう。
皆殺しのレヴュー
- 本当に曲が良すぎる
- あまりにも表現が直接的でビビった。今まで血なんてほとんど出てこなかったのに。
- ここでみんな忘れかけていた貪欲さを取り戻したってこと?
- 皆殺しでの死の表現は何の比喩なんだろう、役者としての死ってことなのかな
- 死んだふりなのか死んでいるのか
- 死んだふりならこのレヴューをみんな諦めてしまったのか。ここはまだ納得の行く解釈ができていない。
その後のシーン
- 華恋は飢えていない
- これからやりたいことを決められていない
- だって願いはすでに叶ってしまっているから
- ここにばななと華恋が残っているのはなんでなんだろう。
- 華恋はまだ目指すものがないからその資格がない?
- ばななは勝利したから?そんな単純な理由ではない気がする
妬みのレヴュー
- デコトラ、自身のなさからの派手さ、着飾りなのか
- 二人のデカい感情のぶつかり、見ていて鳥肌が立った。
- 隠していた本音のぶつかり合い、それが良い、本当に。
- こういうキャラクター同士の魂のぶつかり合いを見たい。永遠に。
- (私がこういうキャラのぶつかり合いが全面に押し出された作品が好きなことを知っていて「なぜ履修していないのか?」と言ってくれた友人Pさん、ありがとう!そりゃ布教されるわ)
競演のレヴュー
- まひるのペースに持っていかれていたのは舞台に集中できていなかったから?
- 明かされるひかりの気持ち。
- ここに宣誓のシーンが重なるんだなぁ。覚悟語りていない。
- こんなにもあっさり負けちゃうのかとあんぐりした。
- 勝ち上がって華恋と相対するのかと思ってたから。
- 華恋に執着していたまひる、ひかりを認めて譲ったからこそひかりの態度が気に食わなかったんだろうなぁ。
- なんでお前が逃げてるの?って話になるし。
- 赦して送り出すのが良すぎる
- まひるの良いところが全面に出ている、もっと好きになっちゃった
- ひかり「すっごく怖かった!女優みたい!」 ←多分演技じゃなくて本気でブチギレられていると思うんですが…
狩りのレヴュー
- がぁう ←好き~~~~~~!!!!!
- 圧倒的に優位な状態、それでも自決を促し自分で手を下さないのは美徳というか、対等に見ていないんだろうなぁというのがひしひしと感じられてよかった
- それこそが油断で敗因なんだけど、決めきらないからこそ純那に期待していたのかなぁ
- 抗ってきたらそれはそれで嬉しいか
- 自分の言葉で、荒げて名乗った口上。殺してみせろよ大場なな。本当に痺れる。セリフ選びが上手すぎる。
- 何度も繰り返してきたばななだからこそ「お前は何者だ」なんだなぁ
キリンのシーン
- 「わがままで欲張りの観客」 ←これって私達のことだ…
- これを求めなかったら本編は綺麗に終わっていたのに
- キリンは結局何を表しているんだろう
- 野菜になった理由は?燃えた理由は?舞台に火を灯す役って?まだまだ理解が及んでいない
魂のレヴュー
- 悪魔を演じるクロディーヌ いい 本当に良い
- 実力者の二人だけあってあまりにもハイレベル
- (もちろんすべてが素晴らしい作品の中でも)このシーンだけは別格
- 感情のぶつかりあいが良すぎる
- (本当にここまでも良かったんですが)戦闘シーンがダイナミックでいい、最高すぎる
- 互いをライバルと認めるの 本当に良いね
- これあまりにもすごいです。魂のレヴュー最強すぎる
終幕
- ついに相まみえた二人
- まるでこちら側を認識しているかのような第四の壁の演出は驚き
- ここでこんなことをしてくるのかと。
- 華恋の死は何がトリガーなんだろう。
- 舞台を演じられなくなったから演者として死んだっていう解釈でいいのかな。
- こういう演出、本編の方ではまったくなかった(なかったよね?)ので本当に驚く。
- 過去を焼き払って、新しい華恋が生まれた?
- ここでまさかのタイトル回収
- まじでこのパートだけ説明不足の中でもピカイチ説明不足でわからんことだらけすぎる。
- このパートは演出といい見せ方といい、一周目は映像をそのまま映像としてその通りに摂取するのが正しいのかなって、もう一回見ながら思いました、しらんけど。
- 「ひかりに負けたくない」 目標から追い越す存在に、ライバルに。
~エンディング
- 上着を捨てる、ここまでのレヴューにとらわれず、各々が思い描く未来につながっていきますよ~っていう解釈をしています。合ってる?
- 「演じきっちゃった。レヴュースタァライトを。」
- このセリフで ここまでのお話すべてが壮大な舞台でストーリー、各々が演じていたに過ぎない のかなぁって思っています。
- 明らかにこちらを向いて喋ってるように見えるし。
- ちゃんとEDで各々のその後を拾ってくれるの、ありがとう!みんな思い思いの道を歩めてて嬉しい。
新文芸坐のライティング上映
冒頭にも書いた通り、これを書くにあたってちょっと飛ばし飛ばしでもう一度視聴しました。
新文芸坐の前説で「これを最初から見れるのは幸せ、もう普通には見れなくなっちゃうかもしれないですよ」と仰っていましたが、これは事実です。
こんなにも大きなスクリーンを目一杯余すことなく使った、構図として優れている映画なのに物足りない。
解像度が足りない、迫力が足りない、刺激が足りない、輝きが足りない、音圧が足りない。
スクリーンの外までスクリーンなのかと錯覚するほどの情報密度。これは体感しないとわからない。
人生で一度は味わうべき、素晴らしい環境でした。
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まさかここまで印象が変わるとは思っていなかった。叶うならばもう一度あの環境で見たい。
叶うといいなぁ。
アニメを履修して、座して待ちます。
それでは。
